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施工管理の専門用語をやさしく解説!初心者でも安心のガイド

施工管理の現場では、独特な専門用語がたくさん使われています。初めての方には難しく感じるかもしれませんが、これらの言葉を理解することで、現場でのコミュニケーションがスムーズになります。今回は、初心者の方でもわかりやすいように、施工管理でよく使われる専門用語をやさしく解説します。

道具に関する用語

ねこ

「ねこ」は、一輪車や手押し車のことを指します。現場では、土砂やコンクリート、資材などを運ぶ際に使われます。狭い場所でも活躍する便利な道具です。

馬・立馬

「馬(うま)」や「立馬(たちうま)」は、四本足の作業台や足場のことです。その形が馬に似ていることから、このように呼ばれています。安定感があり、高所での作業にも使われます。

ウエス

「ウエス」は、雑巾やボロ布のことです。機械や工具の手入れ、汚れの拭き取りなど、さまざまな場面で使われる万能な布です。

作業に関する用語

養生

「養生(ようじょう)」は、建設現場では、完成した部分や器具を傷や汚れから守るために保護することを指します。例えば、コンクリートを打った後にシートで覆って乾燥を防ぐことも「養生」と言います。

ふかす

「ふかす」は、壁や床を既定の寸法よりも厚くしたり、前に出したりすることを意味します。配管や電線を通すスペースを作るために壁を厚くする場合などに使われます。

はつる

「はつる」は、コンクリートの一部を削ったり、壊したりすることを指します。リフォームや修繕の際に、不要な部分を取り除く作業です。

しまい

「しまい」は、作業の終わりや、仕上げのことを意味します。「今日の作業はこれでしまいです」といった使い方をします。

図面に関する用語

内法(うちのり)

「内法(うちのり)」は、部屋や建物の内側の寸法のことです。壁の内側から内側までの距離を測る際に使われます。

上端・下端

「上端(うわば)」は部材の上の部分、「下端(したば)」は下の部分を指します。図面で高さや位置を確認する際に使われます。

芯々(しんしん)

「芯々(しんしん)」は、柱や壁などの中心から中心までの寸法のことです。正確な位置決めや寸法取りに重要な概念です。

その他の用語

拾う

「拾う」は、図面から必要な数量や寸法を計算することを意味します。材料の発注やコスト計算の際に使われます。

クリープ

「クリープ」は、コンクリートや金属が長時間荷重を受けることで、徐々に変形する現象を指します。構造物の耐久性に影響を与えるため、注意が必要です。

アール

「アール」は、曲線やカーブのことを指します。例えば、道路のカーブ部分の半径を「アール」と表現します。

まとめ

施工管理の現場では、さまざまな専門用語が飛び交います。最初は難しく感じるかもしれませんが、少しずつ覚えていくことで、現場でのコミュニケーションが円滑になります。わからない言葉があれば、遠慮せずに先輩や同僚に質問してみましょう。理解を深めることで、仕事の楽しさも増していきます。

参考リンク:【施工管理】で使う専門用語とは?